働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3402 開催期間 2016年07月29日- 08月05日
皆さん、こんにちは。日本経済新聞の関口です。今週は1週間お付き合い下さり、本当にありがとうございました。Windows10の無償アップグレードをされたという方は最終的には37%でした。この数字を多いと見るか、少ないと見るか、マイクロソフトさんにはぜひ皆さんのご意見やご指摘をよく勉強していただきたいと思います。 最後の質問では、アップグレードに際しソフト会社にはどんなことを期待されるかについてお聞きしました。皆さんもアップグレードについてはかなりのご不満を抱いているようで、ご投稿の内容に私もいちいちなるほどとうなずいてしまいました。 特に今回のマイクロソフトのアップグレードは無償キャンペーンとはいうものの、あさーかすさんや真打ちさんが指摘されたように、かなり強引な形で進められたと思います。最後のほうはパソコン画面の真ん中にカウントダウンの数字が並び、精神的にもあまりよくなかったかと思います。 パソコンOSのアップグレードは今に始まったわけではなく、これまでもハードウエアの進化とともに行われてきました。しかし最近ではパソコンからスマートフォンやタブレットに利用が移ってきたことで、パソコンOSはかなりコモディティー化してきたように思います。自動車でもアクセルは右ペダル、ブレーキは中央ペダルというふうに落ち着いたわけですので、パソコンOSについてももはやあまり変える必要はないと思います。 では、なぜアップグレードするかといえば、最大の理由はセキュリティーです。ネットワークを通じ、様々なサイバー攻撃がなされるようになったからです。マイクロソフトもその点を考慮し、今後はクラウド経由で日々必要な更新を行うようにし、ユーザーインターフェースの大胆な変更は行わないと表明しました。 マイクロソフトは1995年に発売した「Windows95」でパソコンOSとしての不動の地位を築きましたが、ビル・ゲイツが去った後の「Windows Vista」以降のアップグレードは正直いって迷走状態が続いたように思います。一連のアップグレードの中では唯一、「Windows7」だけがまっとうで、あとの変更はいたずらに利用者の混乱を招くだけでした。 その意味では「Windows10」はマイクロソフトとしては最後のアップグレードになりますので、利用者に不便な思いをさせぬよう、今後もしっかりサポートしてほしいと思います。皆さんも本当に1週間ありがとうございました。またイー・ウーマンの円卓会議でお話ができることを楽しみにしております。★関口議長の過去の円卓会議より・アップルは端末ロックを外し、FBI捜査に協力したほうがいい?・アップルウオッチ、欲しいですか?・Windows XPサポート終了。あなたのパソコン、大丈夫?
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