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会議番号:3444 開催期間 2017年06月30日- 07月07日
数多くの御意見、ありがとうございます。 「人間は偏見をもつことを認めることから」と人間の本質を突いていただいたゆみ子さん、「親の側に偏見もあるのではないか」と空と風さん、「先生のファシリテーション能力が必要」とえこりんさん。親や先生など、大人がマインドセットする必要がありそうですね。また、「学校関係者以外でもできることはないだろうか」と問いかけてくださったぺりさん、そして「さかなクンのお母様は、魚に夢中な息子を止めなかった」と子育てにも言及くださったviolet-mさん……。みなさま、本当にありがとうございます。 「娘がオルタナティブ教育の学校に通っています」とおっしゃる海外在住のZonnetjeさんのご意見を拝見し、ふと1年前のオランダ教育視察の旅を思い出しました。 オランダは、私立・公立に関わらず授業料が無料。シュタイナー、イエナプラン、ダルトン、モンテソーリ等々、それぞれのオルタナティブ教育と言われている学校がそれぞれ国内に100-200もあり、家庭や保護者の教育方針や哲学に沿って、学校を選ぶことができます。日本でも「学校選択制」の是非が問われていますが、所詮日本はほぼ同じ教育の方法(つまり学習指導要領に法ったカリキュラム)になりますので、うわべだけで選んでしまう可能性も高く、オランダの「教育の自由」とは全く異なります。 オランダは、憲法で「教育の自由」が保障されています。生徒が200人集まれば学校を設立することができるそうです。その際、市は学校用地を提供しなければなりません。また、学ぶ内容・学ぶペース・学び方が個々の進度に合わせて自由です。自由と言っても、小6での学習到達度は決められています。何でもかんでもわがままに選べばいいという感じではなく、保護者と学校が入りますが、学力検査に応じてその子一人ひとりの強みと弱みを伸ばしていく形の「自由」です。日本は、学習指導要領によって授業時数がこの教科は週何時間と決められ、そして紙の教科書によって内容規定されているので、この「自由」がないように思います。 「オランダに行って、実際学校を見てみよう!」と思うに至ったビデオがあります。日本の教育と一体何が違うのか?大変示唆に富んだビデオです。 日本は、着るものや食べるものなど、個人の考え方や好みに合わせてかなりの選択肢があります。しかし、教育はどうでしょう? 「この地域に住んでいるからこの学校しかダメ、しかもその学校は、個人の学ぶ内容・学び方・学ぶペースは選べず1つだけ」というのが日本の現状ではないでしょうか? 学区の公立が嫌なら、親がお金を出して私立に行くしかないのでしょうか? 親がお金を出せない子どもはどうなのでしょう? 上記のオランダのビデオを見て、もちろん国は違うものの、タイムマシーンにのって日本の教育の行く末、未来像を見せていただいたように思いました。他国で実例があるのですから、日本もできないはずはありません。 日本の教育が、個々の生徒にとって学ぶ内容・学ぶペース・学び方を自由にするために、何かいい手立てや方策はありませんか? みなさんのアイデアをお待ちしています。★平川議長の過去の円卓会議より・子どものSOSを拾う方法、ありますか?・子どもが自立するために“よい方法”、ありますか?・学校と家庭の連携、上手くいってますか?
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