イー・ウーマン（ewoman）

健康と地域の輪（DiamondBar・東京都・49）

理想は、香港の太極拳とJリーグの理念です。太極拳は近くの公園でできるお手軽な運動で、健康維持だけでなく地域のつながりができます。スポーツを通じて健康を促進するいい例だと思います。Jリーグは、日本全国のそれぞれの街がサッカーを通じて大人から子どもまでが盛り上がれることを目指していると思います。おらが街のチームに誇りを持ち、話題の中心となり、生活の一部として地域に根差すようになればと思います。

革新を発信できる（ひるね・東京都・51）

スポーツはメディアとのご意見に、なるほどと思いました。大学ラグビーの一連の事件は日本社会の保守的な面を映していると思いましたが、その後の学生たちによる行動は古い体質を変えていく力に満ちていると感じました。社会の縮図ではあるが、逆にスポーツから社会全体を変革していくこともできると思います。フェアに戦うスポーツだからこそ、ハラスメントなどを絶対に許さないという揺るぎない精神を発信していってほしいと思います。

自分で見つける（Zonnetje・海外・その他・42）

おそらくスポーツ関係者という域で仕事をしています。スポーツにメッセージを付与するのではなく、スポーツから何かを感じとってもらえるよう心がけています。他人に無関心、何のために体を動かすのかわからない子ども（老人も?）たちが多い今日この頃、「スポーツにはこんな価値がある」というのではなく、価値を見出せるような質問をするよう努めています。

好循環を目指して（真打ち・栃木県・48）

自分の関わり方としては、参加費無料で定期的な指導者(種目問わず)研修会を開く事だろうか。指導者の言動は部員の精神面に直結しており、場合によってはそのスポーツが嫌いになることも。これは学校の教科でも言える。人間力育成も兼ねた指導でなければ、やがて何の為に頑張るのかという根幹が、曖昧になるだろう。受けた指導を、後に自信を持って社会(特に部下との関わり)や家庭(子育て)で活かせる「好循環」型が、私の理想だ。

全ての子どもに居場所がある社会（シンゴパパ・静岡県・51）

子どもたちに「居場所がある社会」を創りたいです。上手い子も、そうでない子も、一つのスポーツ（自分の場合サッカーですが）を通じて、いる場所がある社会。いつも先発でレギュラーな子、先発と控えのギリギリな子、主に控えでチームをサポートする子、それぞれの子どもたちに、それぞれの役割があり、それぞれの生き方が尊重される社会、そういう社会を作るために指導者として日々向上し続けたいです。

多様なものにしていくことも大切（blueberry53・大阪府・61）

スポーツ選手の方の中には、世界大会などに参加するための費用を確保するために苦労をされておられる方もあるのではと思います。どうしても続けるためにはお金が必要なのだと思います。このような方に対して、スポンサー企業と選手をマッチングさせるだけでなく、トータルで支援し、スポーツの多様性を広めることも良いのではと思います。スポーツの楽しみと理解を深めるためにも、個人の能力と個性の発揮で感動を与えられる人と機会を増やすことも大切だと思います。

観戦は社会とつながりがありそう（kko・海外・その他・53）

私にとって自分でやるスポーツは楽しむもの。例えばジョギングは、苦しくても、達成感を楽しめるからやり続けられます。社会とはあまり関係ないかもしれません。プロやトップアスリートを”観戦する”スポーツは社会と深いつながりがあるように思います。スポーツを"観る"だけでなく、ひとりひとりが自分の意見や考えを持ちながら、選手を暖かく見守る社会になればいいと思います。不正や不公平が浮かびあがったら、業界や選手のために、声をあげることも必要かなと思います。

「スポーツでどんな社会を創りたいですか」の投げかけに対し、様々なご意見が届きました。
・健康と地域の輪（DiamondBarさん）
・それぞれの生き方が尊重される社会（シンゴパパさん）
・ひとりひとりが自分の意見や考え方を持ちながら、選手を暖かく見守る社会（kkoさん）
・スポーツの多様性を広める（blueberry53さん）
 
今回の投稿と、これまでの皆さんとの対話から、スポーツは、私たちのライフスタイルに浸透し、生活や社会を豊かにする力を備えていることを実感しました。
一方、競技スポーツの世界では、競技力や勝利を追求するあまり、誤った指導や不正行為など、様々な問題が起きています。そこで、注目されているのが
「スポーツ・インテグリティ」です。
 
皆さんは「インテグリティ：Integrity」という言葉をご存知でしょうか？
誠実さ・高潔さ・言動一致などを意味する言葉で、健全な経営・企業倫理に不可欠な理念・考え方と言われています。 スポーツにおいても、その価値を守るために、「スポーツ・インテグリティ」の取組みが強化されています。
 
「フェアに戦うスポーツだからこそ、ハラスメントなどを絶対に許さないという揺るぎない精神を発信（ひるねさん）」、「自分で価値を見出せるような質問（Zonnetjeさん）」や、「人間力育成による好循環（真打ちさん）」ができる指導者を増やすことも、スポーツ・インテグリティにつながることですね。ぜひ、この機会に、ご自身の中のインテグリティを確認してみてください。
 
一週間、有意義な対話をありがとうございました。
お一人おひとりの「する」「みる」「ささえる」スポーツとの出会い、社会との「つながり」の参考になれば幸いです。
 




★村松議長の過去の円卓会議より
・スポーツとダイバーシティ。関係あると思いますか？
・あなたは仕事で、フェアプレイしていますか？
・人権週間。あなたの人権は組織の中で守られていますか？

• 2018.06.08
• 村松邦子 株式会社ウェルネス・システム研究所　代表取締役、公益社団法人　日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）参与、NPO法人GEWEL（ジュエル）代表理事