働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3565 開催期間 2019年10月04日- 10月11日
増税で買い物に変化という人がややふえて約3割になりました。投稿を読む限りでは、キャッシュレスの買い物がふえた、という意見が多いようですね。それにしても、増税の緩和措置にキャッシュレスを使う必要性は何か、よくわからないので、質問をしたところ、多くの意見をいただきました。ありがとうございました。 kyoko004さんは、ポイント還元の仕組みを知ったときに、「うまくやるなぁ」と思ったそうです。キャッシュレスの使用によって、企業側にとっては顧客のデータを把握することで、ビジネスを拡大するチャンスが広がり、そうなれば税収もふえることになります。取引が現金から電子化されると、税逃れがしにくくなるという利点もあるかもしれません。 IPウーマンさんは、「今後はキャッシュレス社会になるのですよ、と国民に示すための政策」だと解釈しています。日本は先進国のなかで、キャッシュレス化が「遅れている」という見方もありますから、ポイント還元は政府あげての啓蒙運動かもしれません。「それにしてもキャッシュレスと言いつつ新札を発行するという矛盾」と、突っ込みも入れていますね。殖産興業を推進した渋沢栄一さんも1万円札の窓から苦笑いです。真打ちさんは、東京五輪への対応ではと言います。たしかに、海外からの観光客にとって、カードで買い物ができる店がふえることはありがたいでしょう。 キャッシュレスへの対応が困難な高齢者が多いですが、黒船さんは、商店街や若者によるボランティアでキャッシュレスの手助けをすれば、日ごろの買い物も楽になるのでは、と提案しています。私もsuicaの扱いがわからず、JR東日本に電話しましたが、なかなかつながらず、だれか教えてくれる若者はいないかと考えました。シャッター街といわれる商店街で、「キャッシュレスのお手伝いします」という店を開いたら、商店街に人が戻るかもしれませんね。n.danさんも、情報が入るのなら、キャッシュレスに変えていく、と答えています。 kylinさんは、“IT難民”への対応として、「最低限の生活必需品を指定して無税にする」ことを提案しています。「軽減税率」といっても「据え置き」ですから、まどろこしいかもしれませんね。買い物は軽減税率が適用される食料品がほとんどというJKsyleさんは、「私にとっては何%であろうと消費税が積み重なると負担になる」と語っています。安倍首相は、国会答弁で、税収はバブル期を超えて過去最高だと胸を張っていましたが、それなら増税せずに、新規の政策も打ち出せるのではないかと思ってしまいました。 真打ちさんによると、ランチタイムにカードが使用できない店は少なくないそうです。ランチのサービスメニューは薄利なのに、カード手数料を取られるのは辛い、というのです。それでお客が減らなければよいのですが。Tosukuさんは、キャッシュレスに対応できず廃業する店が出ているとの報道に接して、「残念です」と言います。 今回の増税は、消費者だけでなく、中小・零細の商店や企業に対して厳しいかもしれませんね。2023年からは、仕入れで支払った消費税を証明するインボイスがないと、税の控除を受けられなくなります。売り上げ規模が小さい免税業者はインボイスを発行できないので、そこからの仕入れが敬遠されることになるかもしれません。零細企業にとっては受難の時代です。 ところで、投稿を読む限りでは、消費増税による景気への影響は限定的のように思えますが、世の中の景気が悪くなれば、消費増税が追い打ちということにもなりかねません。景気動向をみなさんはどう感じていますか。消費増税による買い物への変化とともに、ご意見をお寄せください。 ★高成田議長の過去の円卓会議より・横浜IR。カジノに行きますか?・日米同盟、安泰ですか?・消費増税延期。安倍総理、信頼できますか?(2016年6月実施)
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