イー・ウーマン（ewoman）

名前だけで知識不足（奈良づくし・神奈川県・45）

今年は去年より花粉症がきつく、ヒノキかはわかりませんが4月がひどく、今日現在も症状があり、年々長くなっているような気もします。私自身、秋の花粉症を注射によるアレルゲン免疫療法で治した経験があります。舌下免疫療法は名こそ知っていましたが、これと同じ種類と最近まで知りませんでした。同じ理論ならば、真剣にやるべきかと最近まさに考え出したところです。

言われてみれば（ミン・神奈川県・46）

1日目にYESで投票したミンです。言われてみれば、これまでこの時期は室内干しを徹底していたのに、今年は住まいが変わり、洗濯ものは外に干しています。マスクは外では常にしていますが、家ではしていません。外干しした洗濯物ははたいてから取り込んでいましたが、影響があるかもしれないと思いました。舌下免疫療法については聞いたことがありましたが、やっていません。詳しいことがわからないという理由と、周りにやっている人が少ないという理由です。

人によって効果が違う？（いぬいるか・東京都）

私は「花粉症」の名前がなかった頃からずっとアレルギー性鼻炎で、その後「咳喘息」なども発症したため、通年で抗アレルギー剤を服用しています。そのためか最近は症状が軽くて助かります。舌下免疫療法は私自身は未体験ですが、甥っ子が「2年以上続けたがあまり効果を感じられない」と言っています。人によって効かないこともあるのでしょうか・・？　そして彼は副鼻腔炎もあるため、新しい治療法として「分子標的薬」を医師からすすめられているそうです。

長期戦がネックかも（unagi・東京都・63）

もともと花粉症でしたが、50代半ばからほとんど症状が出なくなりました。今回の「年齢を重ねると免疫反応が緩くなる」という議長のコメントに該当する状態かもしれません。念のため、マスクはこの時期は毎日しており、洗濯物はいつも室内干しです。「舌下免疫療法」は初めて知りました。調べると治療期間が最低でも2年とのことで、もし自分が受けるとなったら、この「長期戦」がネックになりそうです。それなら春先のいっときの飲み薬で良いかなと思うかもしれません。

薬は使用していません（n.dan　・広島県・50）

「舌下免疫療法」については初めて聞きました。今年はくしゃみが多いですが、初期の頃に飲んでいた飲み薬や目薬は使用していません。みなさんが言われるようにマスク着用と室内干しをしていた点がよかったのかもしれません。

ご参加してくださっている皆さん、今回の会議も、本日が最終日となりました。
「今年の花粉症、昨年よりもつらかったですか？」最終結果は、Yes27%、No73%でした。
たくさんのご投稿を有難うございました。
 
前回、皆さんへお聞きした「舌下免疫療法」について、
「奈良づくしさん」より「私自身、秋の花粉症を注射によるアレルゲン免疫療法で治した経験があります。舌下免疫療法は名こそ知っていましたが、これと同じ種類と最近まで知りませんでした。同じ理論ならば、真剣にやるべきかと最近まさに考え出したところです」という投稿をいただきました。有難うございます。
 
実は、舌下免疫療法は、日本では今のところスギとダニだけが対象となっているので、秋の花粉症に関しては行えないのですが、いずれ、もっと対象が増えていくことを私も期待しています。
 
「いぬいるかさん」からは、「（甥っ子さんが）舌下免疫療法はあまり効果が感じられず、主治医からは、副鼻腔炎もあるため新しい治療法を医師からすすめられているそうです」という投稿をいただきました。
副鼻腔炎など別の鼻の病気が合併していると、アレルギーの治療だけでは鼻症状が取れない場合もあります。甥っ子さんのように耳鼻咽喉科医にしっかりとご相談することによって、適切な治療が受けられますので、症状が治りにくいと感じているかたは、是非、耳鼻咽喉科医に相談してください。
 
「unagiさん」からは、「調べると治療期間が最低でも2年とのことで、もし自分が受けるとなったら、この『長期戦』がネックになりそうです」という意見をいただきました。
確かに治療期間は少し長いのですが、この治療は抗アレルギー剤を飲むことによってその時の症状をおさえる治療とは違い、アレルギーを起こす物質に対して体質を変えるために時間をかけて根本的な改善を目指している治療法です。3〜5年間にわたり服用を継続しますが、例えば、毎日サプリメントを飲んでいらっしゃる方は、既に日々の服用の習慣があると思いますので、負担感は少ないと思われます。舌下免疫療法を実施できる医療機関は限られていますので、あらかじめホームページで調べたり、お問合せしてから受診していただけたらと思います。
 
花粉症にも、これ以外にも色々な治療方法があります。また、春だけではなく、夏、秋の色々な植物の花粉も原因となり得ます。つらい症状は我慢せずに、今回の円卓会議も参考にして頂いて、正しい対処を心掛けてください。
皆さん、１週間、たくさんの有意義なコメントを有難うございました。


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• 2024.04.26
• 櫻井結華 東京慈恵会医科大学　耳鼻咽喉科学講座　教授