イー・ウーマン（ewoman）

薬が効かなかった（ミン・神奈川県・46）

今年は、私がいつも飲んでいる処方薬や市販薬があまり効かず、再受診で薬を変えてもらいましたが、それでも辛かったです。飲み忘れたらもう大変という感じでした。

去年より辛かったです（ま・東京都・59）

今年は症状が出た時期がやや早く（例年は1月末・今年は1月半ば）、目の痒みが強く出ました。処方して貰った点鼻薬を毎朝使うと、いつもなら翌朝まで効果があるのですが、今年は夕方か夜になると目の痒みが出たり、鼻がむずむずしました。ヒノキにもアレルギーがありますが、こちらもやや早く始まり、私の場合はスギほど症状が強く出ませんが、例年よりは目が痒くなった印象です。もうほとんど大丈夫になってきました。

デビューかも（おがわ・東京都・61）

去年までは花粉症のような症状はなかったのですが、今年は3月の中頃から鼻水が止まらなくなり、市販の鼻炎薬でしのいでいました。一箱飲み終わって数日経ちますが、症状は出ていません。ただ、花粉症かどうかを知り、適切に対処したいので、近々耳鼻科を受診しようと思います。

インフルエンザとのダブルパンチ（ROSARY・東京都・63）

2月上旬にインフルエンザに罹患し、ようやく治りかけたころに花粉が飛び始め。目や鼻よりも喉に刺激を感じて咳き込みました。ヒノキに変わったらまたイガイガ。久しぶりに抗アレルギーの内服薬をのみました。

例年と同じ処方薬でOK（かすが・神奈川県）

例年と同じ処方薬（2種、飲み薬のみ）を花粉が飛散する少し前から飲むことで、今年の花粉症の症状はあまりひどくはならなかった。今は花粉と黄砂の両方が飛散しているので、まだ処方薬を飲んでいる。例年通りGW開けぐらいまでは、このまま飲み続ける予定。

マスクのおかげ？（abbyi・神奈川県・46）

花粉症とはものごころついた頃からの付き合いですが、コロナ前はマスクが大嫌いで、花粉症がどんなに辛くてもマスクはつけず、薬のみで凌いでいました。コロナ禍以降、マスクが習慣になり、薬とマスクの組み合わせでかなり楽に過ごせるようになりました。今年は特に楽なように感じますが、去年と今年で対策を変えたわけでもなく、理由は自分でも分かりません。

基本的な対処法の大切さを実感（fumｙ・東京都・56）

花粉症歴40年です。今年の花粉症が例年に比べてつらくなかったのは、外出時のマスク着用、洗濯物の室内干しという基本を徹底したからだと思います。毎年医師から処方される薬をきちんと飲んでいても、昨年までは飛散のピーク時を迎えると目のかゆみと鼻水が止まりませんでした。でもそれは嫌いだったマスクを着けなかったこと、そしてお日さまの香りがする洗濯物が好きだったことが原因だったのです。基本的な対処法をとることの大切さに、やっと気付くことができました。

民間療法を試しています（wrenn・千葉県・46）

花粉症対策として、さまざまな民間療法を試しています。その効果で今年は煩わされなかった気がしていますが、もしかすると、洗濯物を部屋干しに変えたせいかもしれません。効果がまだ特定できませんが、毎年、鼻うがいは欠かしません。目のかゆみは塩水点眼（自然塩使用）で驚くほど改善しました。どれが自分や家族に合う療法なのか見極めていくのが楽しいです。

鼻洗浄で改善（やっちゃん２４・大阪府・55）

私はスギの花粉症ではありませんが、花粉症の姪がとても辛そうでした。例年は薬で対応できていたようですが、今年はよほど辛かったらしく、鼻洗浄をしている私にストックの有無と使い方を聞いて来ました。鼻洗浄を朝夜はじめたところ、症状が改善されたと連絡がありました。

メロンリペア増量（いのくち・東京都・57）

今年は、2月中旬から約１ヶ月メロナンリペアを増量してみました。朝３粒、夜３粒です。そのおかげか特に昨年と変わりませんでした。増量用に買っておいた在庫が尽きて、いつもの３粒に戻したあたりから、夜寝るときに鼻がぐすぐすしたりしましたが、寝られないなどの不調はなく助かりました。

皆さん、第1回目の投稿を有難うございました。現在、「YES（昨年よりつらかった）」28％、「NO（昨年と変わらない）（または軽い）」72％という結果です。今年の耳鼻咽喉科外来では、症状が去年よりもつらい患者さんが多い印象でしたので、「NO」が予想よりも多い印象です。そこで、「NO」と投稿してくださった方々の投稿内容からキーワードとなりそうな部分を抜粋してみました。
 
・処方薬を花粉が飛散する少し前から飲む。（かすがさん）
・コロナ禍以降、マスクが習慣になり、薬とマスクの組み合わせでかなり楽に過ごせるようになった。（abbyiさん）
・今年の花粉症が例年に比べてつらくなかったのは、外出時のマスク着用、洗濯物の室内干しという基本を徹底したから。（fumｙさん）
 
これらは花粉症対策のポイントをおさえた内容です。基本的な対策として、できるだけ花粉を体内に吸い込まないような工夫が大切なので、外出する時にはマスクやメガネなどで花粉の体内への侵入を防ぎます。気持ちの良い季節なので、洗濯物は外干ししたいところですが、花粉が大量に付着しますので、できるだけ室内干しがお勧めです。また、内服薬は花粉が大量に飛散する以前から飲み始めることで症状が軽く済みます。これらを行った方々が今年のスギ花粉症もそれほどつらくなく過ごされたのかなと、皆さんの投稿から推察しました。
 
一方で、「YES」と投稿して頂いた方々の内容を拝見しますと、
・昨年と同じ処方薬を内服したが、効果がなかった。（ミンさん）
・今年は、例年よりも早くから症状が出た。（まさん）
 
という内容がありました。「YES」に頂いた内容と「NO」に頂いた内容との相違が、もしかしたら今後のスギ花粉症に対する対策につながるポイントになるかもしれません。
 
ピックアップした意見も参考にして頂きながら、引き続き、投稿をお願いします。
今年の花粉症、昨年よりもつらかったですか？
YESの方は、今回の投稿で見えてきたポイント“マスクとメガネの使用、洗濯物の外干し、薬を飲み始めた時期”についてはいかがでしたか？
NOの方（昨年と変わらなかった方、軽かった方）は、“コロナでのマスク着用習慣”との関連はいかがでしょうか。
 
症状や対処法とあわせて、このような内容も引き続きお寄せいただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。


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• 2024.04.22
• 櫻井結華 東京慈恵会医科大学　耳鼻咽喉科学講座　教授