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会議番号:3750 開催期間 2024年06月07日- 12月27日
ハザードマップは、何のためにあるのか。その第1は、防災の最大の敵である無警戒を排除するためです。災害に関わる地図データから、わが家やわが町のリスクを認識することが、防災の出発点です。 ただ、ハザードマップを漠然と見ていても、効果的な防災行動につながりません。防災上の課題意識をもってその解決の手がかりを探す姿勢があってこそ、マップは生きてきます。 マップを、家族間の安全点検やリスクコミュニケーションに活用すること(東京のDiamondBarさん)は、とても大切です。家族間だけでなく隣人間のコミュニケーションや防災計画の策定に生かすようにしてください。 大切なことは、マップから被害軽減の手掛かりを得ることです。その点では、津波からの避難や家屋倒壊からの避難をチェックする(静岡のシンゴパパさん、東京のunagiさん)ことが推奨されます。加えて、土石流や地滑りからの避難や大火からの避難もチェックしておかねばなりません。 ところで、事後の避難だけでなく、事前の防備につなげることも忘れてなりません。地盤改良や耐震補強さらには難燃化が必要かどうかを、マップから読みとるようにしてください。 ただ、課題意識をもってマップの活用をはかろうと思っても、震度マップはあっても液状化マップはない、さらには火災危険マップも避難経験マップもないという地域が少なくありません。 その場合、自らマップを作る必要があります。過去の被害データを集める、地盤や地形のデータを入手する、まち歩きをして危険個所を調べるなど、手作りでマップをつくることが欠かせません(栃木の真打ちさん)。できれば、コミュニティが一つになって、わがまちハザードマップをつくるようにしてください。 ということで会議最終日に向けて、手作りハザードマップの作成と活用について考えたいと思います。「巨大災害への備え。ハザードマップをチェックしていますか」にYES/NOで投票したうえで、手作りでマップ作りをした経験や自ら地域の危険度をチェックした経験をお知らせください。
★室崎議長の過去の円卓会議より
・巨大地震への備え、最近見直しましたか?
・自宅から避難。準備はできていますか?
・地震発生から1週間。援助なしで生活できますか?
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