働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3769 開催期間 2025年02月07日- 03月28日
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こんにちは、経済アナリストの田嶋智太郎です。今回は、日本経済の現状を踏まえたうえで、果たして「このままで良いものか」、「もう少し活性化することはできないか」といった観点で皆さまと意見を交換させていただきたいと思っています。あまり難しく考えずに、私たちの日々の暮らし向きについて「十分に満足している」と思われているのか、それとも「もう少し明るいものにできないか」と思われているのかをうかがいながら、前向きに議論させていただければ幸いです。 先に内閣府が発表した国民経済計算の年次推計によりますと、豊かさの目安となる日本の2023年の1人あたり名目国内生産(GDP)の値は3万3849ドルと、経済協力開発機構(OECD)に加盟する38カ国中22位の水準であったことがわかりました。「そんなランキングになど特段の意味はない」とお考えの方もおられるでしょうが、できることならもう少し上位に名を連ねられるようにしたいと思ってしまうのは私(議長)だけでしょうか。 日本が比較的下位に沈んでしまっているのは、どうやら「高齢化による成長余力の低下」や「労働生産性の低さ」、そして「足元の円安」に主な要因があるとの指摘が専門家の間ではなされているようです。ちなみに、前掲の「22位」という試算は1ドル=140.5円の前提で弾き出された数値で、目下はもう一段の円安方向に相場がなびいている状態です。 また、日本生産性本部によりますと、日本の2023年の「時間あたり労働生産性」は56.8ドルで、OECDに加盟する38カ国中29位の水準にあるとされています。やはり、下から数えた方がずっと早いというのは、何とも残念なことであると思われてなりません。もちろん、このデータにも円安が関わっているわけで、今後、外国為替レートが円高傾向を強めることとなれば、相応に順位が上がって行く可能性もあります。ただ、円高進行にもおのずと限界はあるでしょう。そもそも、1ドル=100円を超える円高下にあったときも日本の労働生産性は主要国のなかで下位に留まるとされていたのです。 やはり、肝心は「労働生産性を向上させる」ということになりそうですが、果たしてそれは実現可能なことなのでしょうか。いまも“現役”で日々勤労に励んでおられる方々のなかには「毎日、賢明に努力を続けているのに、生産性が低いなどと言われるのは心外」と思われる方も少なくないでしょう。勤労者個々人の問題でないとするなら、それは私たちの勤労を取り巻く社会情勢や国の制度、あるいは勤め先(企業)の問題であるのかもしれません。 日本人1人当たりGDP、22位。日本経済はこのままで良いと思いますか? いろいろ思いは巡るところですが、まずは日本経済が今のままで良いと思われるかどうか、皆さまの忌憚のないご意見、感想をお聞かせいただければと思います。是非、振るって投票、投稿にご参加下さい。これから約1カ月間、どうぞよろしくお願いいたします。★田嶋議長の過去の円卓会議より・資産運用、うまくいっていますか?・マイナス金利解除。あなたの生活に影響ありますか?・新NISA、始めましたか?<運営事務局より>・2025年より、毎週金曜に議長コメントを更新しています。それを受けた投稿を、水曜日までを目処にお送りください。◆投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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