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会議番号:3360 開催期間 2015年09月11日- 09月18日
自民党の総裁選、安倍総裁が無投票で再選されることになりました。これで安倍総裁はあと3年の任期をつとめることになります。言葉を換えれば、後3年の間に選挙で大敗して衆参どちらかで多数派を失うことがなければ、安倍首相が選ばれ続けるということになります。 さて自民党で対立候補が立たなかったことについて、批判や失望の声が上がっています。野田聖子さんが立候補を模索して国会議員20人の推薦人を集めようとしましたが、結局は断念しました。断念した理由はさまざまでしょう。当然のことながら安倍さんの周囲から牽制球が投げられたことと推察します。安保法案成立の終盤にさしかかり、ここで挙党態勢ができないと政治的リーダーシップを発揮できないという考え方もあるでしょう。野田さんはともかく推薦人になろうとする議員は、大臣や副大臣の椅子などがちらつけば、野田さんにつくことを躊躇するでしょう。何といっても大臣の椅子は、次の選挙をするときの大きな武器には違いないからです。 「昔の自民党にはもっと多様性があった」と、無投票再選を嘆く声もあります。たしかに党内には、安保法案についてリベラル派の長老からは懸念の声が上がっているのも事実だし、安倍さんの政権運営に危なっかしさを感じている人もいます。でもこの段階で、安保法案を対立軸にすることはできないでしょう。成立することが確実な状況で、党内から反旗を翻すことになってしまうのは本意ではないはずです。他の対立軸という意味で大きなポイントは経済政策、たとえばTPPには反対するとか、アベノミクスは副作用が大きいと反対するとか、財政再建や社会保障の改革に軸足を移すとか、いろいろあるでしょうが、インパクトが強いとは言えません。 そのような状況だと思いますが、皆さんはどのように感じておられますか。日本の政治をよくするために、どうしたらいいのか。私たちができることは何なのか、1週間、議論いたしましょう。自民党総裁選が無投票、これでいいですか?★藤田議長の過去の円卓会議より・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?・新聞を、毎日読んでいますか?・東京五輪、日本のプレゼンスは上がりますか?
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