働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3376 開催期間 2016年01月22日- 01月29日
話している時の自分の表情について考えてきた円卓会議も、今日が最終回です。毎回様々な投稿をありがとうございました。YESの方が半数を超える集計結果だけでなくNOの方の投稿の内容からも、表情の重要性を理解していただいていると実感しました。 話している時の顔はその場で見ることは難しいのですが、相手には常に顔が見られています。どんな表情であるか感覚と実際の表情が一致していれば問題ありませんが、そこに違いがあると印象が違ったり誤解されたりします。投稿に中にも、「これが私なの!」「思っていた表情と違っていた」「愕然とした」というコメントがありました。 ありがとうと感謝の言葉を口にしているのに、表情の動きが小さく、無愛想に見えているとしたら、伝えたかった事が伝わらず相手の気持ちを損なうことにもなりかねません。自分の浮かべている表情と、見せたかった表情を一致させる必要があります。 皆さんからの投稿で笑顔の例が紹介されていますので、いくつか取り上げてご説明します。笑顔の時、上の歯を見せるとちゃんと笑っていることが分かります。笑顔で頬が引きつる場合は、あまりその筋肉を使っていないために固くなって表情も不自然に見えていることが多いのです。口唇の形が左右バランスがとれていない不自然な笑顔の時は、力が入りすぎていたり片側ばかり使っていると思われます。笑顔がつくり笑いに見え気持ちが伝わってこない時は、口もと笑いになり、口角が上がっているのに目の周辺の筋肉が固く微笑んでいないケースが多く、笑顔に見えず逆に違和感を与えてしまいがちです。 笑顔の時ばかりでなく、意志の強さやる気を示したいときに、筋肉がゆるんで目もとがぼんやり、フェイスラインもたるんで見えたら、気持ちが伝わりません。 筋肉を動かそうとしても、筋肉がこわばっていては思うような動きをしてくれません。動きが小さいと徐々にその範囲でしか動かさなくってしまい、本来の筋肉の働きが低下してしまうといわれます。筋肉は常に動かし続けると柔軟に動きますが、怠けさせると柔軟さが失われ動かしにくくなってしまいます。 顔の筋肉も同様で、身体より繊細で微妙な表情をつりますから使わないと、表情が乏しくなり意識との差が生じてしまいます。そこで、表情を動かす必要があれば筋肉を使うこと、表情を押さえ過ぎず、楽しい時は大いに笑いましょう。引き締まった表情も筋肉が柔軟であれば筋肉が思うように動いてくれます。普段あまり表情を動かさない方は、筋肉に負担をかけないように筋肉の本来の動きを引きだすフェイスエクササイズを取り入れてみてください。 今回、声の明るさも指摘されている投稿もありましたが、頬や口もとが動きやすくなると声も明るくなります。 これからも、コミュニケーションに役立つ表情や声の情報を取り上げていきますので、次回円卓会議に登場する時にも、皆さんと活発な議論を展開したいと思います。 1週間お付き合いいただき、どうもありがとうございました。★菅家議長の過去の円卓会議より・あなたの声、仕事での信頼を高めていますか?・自分の真顔、笑顔になっていますか?・顔トレ、していますか?
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