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会議番号:3600 開催期間 2020年06月26日- 07月03日
7月1日から、全国でレジ袋有料化が開始されました。今週は、「レジ袋の有料化。よい政策だと思いますか?」というテーマで、皆様のご意見をいただき、さらに「使い捨てプラスチック全般への規制強化についてはどう思いますか?」についても様々なご意見を頂きました。今回の最終回では、「これからのプラスチックとの付き合い方」「次世代のための私たちができること」という投げかけに、様々な視点からの投稿が届きました。 pagiさんからは、今後のライフスタイルについて「必要に応じて購入する」「要らない場合は買わなければよい」という当たり前の生活になるとのご意見を頂きました。 ki-yoさんからは、「便利なプラスチック製品を作り続けるなら、それを捨てるルールを一緒に作る必要がある。」とのご意見を頂きました。作った人、買った人の責任の所在をはっきりさせ、罰則も必要だとの投稿です。 noriariさん、Jerrybさんは、ともに無料であることが問題であり、必要な人はきちんと対価を支払うことがよいとのご意見です。 ベトナムにお住まいのmarco302さんは、スーパーでは量り売りが基本、日本は過剰包装だとのご意見です。ゆうひさんも、「スーパーの総菜やコンビニのお弁当のプラスチックパックの方が気になります。」「紙製などに変えることはできるでしょうか。」と、包装のあり方に疑問を寄せられました。SallyChanさんも、小分けの包装や過剰包装の方が見直しが必要とのご意見です。グッドラックさんは、紙袋からレジ袋へ、ビン容器からプラスチック容器への変化という歴史から、今後の方向性のヒントがあるのではないかとのご意見です。 確かに、私も、日本の包装は過剰な気がします。パンやお惣菜の個別包装は、断りにくいですね。日本は、お客様を大事にする文化なので、お店からすれば、一旦始めたことをやめるのは難しいのかもしれません。今回のレジ袋対策でも、レジの外にある薄いビニール袋は規制対象外になりました。マイバックや服が汚れるのとお客様に迷惑をかけるので、という小売店側の要望があったからです。 パフィンドーナッツさんからは、テイクアウトのプラスチックごみを資源ごみとして出しているが、本当に再利用されているか分からないとのご意見でした。 shoshoさんは、キオスクやおみやげ物屋さんは、レジ袋の有料化は困るだろうとのご意見です。返金や寄付ボックス活用なども検討してはどうかとのご意見です。 blueberry53さんは、「ライフスタイルを根本的に見直す必要があり」「コスト負担を増やすだけでは困難」「AI,センサー、化学などの技術開発が必要」とのご意見です。 皆様方からは、Yes、Noの立場に拘らず、レジ袋問題、過剰包装の問題、そしてリサイクルや資源循環は、私たち世代全体の課題であること、そして多様な解決策がありうるとの貴重なご意見を頂きました。便利だけれど飛散すると困るプラスチック、いつの間にか環境問題の象徴になってしまったレジ袋。私たちはどうやって付き合っていけばよいのでしょうか。 2020年3月時点で行ったアンケート調査では、店頭でレジ袋を1週間1枚ももらわなかった人の割合は約3割だったそうです、環境省は、レジ袋チャレンジキャンペーンにより、これを12月時点で倍の6割にすることを目指しています。初日から、さっそくレジ袋を断った方も多いでしょう。お店から、申し訳ないですけれどレジ袋有料なんです、と言われた方もいるかもしれません。うちはバイオマスプラスチックのレジ袋だから無料だよ、と説明しているお店もあるかもしれません。小さな一歩かもしれませんが、現代社会の在り方、そして次世代への責任について考えるきっかけになると思っています。 昨年公表された我が国の「プラスチック資源循環戦略」では、2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制、2035年までに使用済みプラスチックを100%リユース・リサイクル等に有効利用する等のマイルストーンを示しています。皆様のご意見にあったように、意識変革、地道な努力と同時に、AIなどの多様な技術変革が社会を変えていくでしょう。 本当にたくさんのご意見ありがとうございました。
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