働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3600 開催期間 2020年06月26日- 07月03日
いよいよ今日から始まるレジ袋の有料化に加え、今後のプラスチック政策の進め方について、 「使い捨てプラスチック全般への規制強化についてはどう思いますか?」 という投げかけで皆様のご意見を伺いました。 今回もたくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。 現在、レジ袋有料化を良い政策とする意見(Yes)が78%、良い政策ではないという意見(No)が22%となっています。 さて、プラスチック全般への規制強化についてですが、使い捨てのストローやスプーン類、断ろうと思いながら、タダなら貰っておこうと、つい私も思ってしまいます。ちょっとあると便利。でもいつの間にか台所の引き出しにたまってしまいます。お店の方も、無償のサービス提供に慣れていて、なかなか現状を変えられないのかもしれません。 DiamondBarさんからは、「すぐできることから始めるのが良いと思う。」「日本は資源が少ないので、資源消費を必要最低限にし、リサイクルを推奨する意識を高めたい。「日本らしい環境への取組を行っていきたい。」というご意見がありました。これは、いわばステップバイステップで、現実的な取組と意識付けを重視するご意見だと思います。 一方、やっちゃん24さんからは、「使い捨てプラスチックは一定の規制を作ればよい」「例えば一般消費者にも項目が合うものはグリーン購入法に適合した商品しか販売しないなど。」という投稿がありました。販売者側への規制強化が、問題の解決に役立つというご意見だと思います。 unagiさんは、「ヨーロッパ並みの規制強化」「環境問題の国際協調」が必要であると同時に助成金などの資金援助も必要ではないかとのご意見です。 ドイツ在住のリンダ山本さんは、ドイツに比べて日本は過剰サービス、過剰包装だと実感されているとのこと、有料化が重要だと指摘されています。 真打ちさんの、サービスで提供されるスプーンの多さから、「規制の度合いと、関心・意識の高さは直結している」とコメントされています。 レジ袋有料化は良い施策ではない、N0のゆりえってぃさんは、プラスチック製品が必要な場面もあることから、ポイ捨て禁止を条例化すればいいとのご意見でした。 また、グッドラックさんは、「COVID-19感染対策の観点からは、再利用より使い捨てが安心」「環境にやさしい素材の開発、展開を前提としたロードマップの構築を進める必要がある」とのご意見です。 皆さんそれぞれに、現状に疑問は感じていらっしゃるようです。しかし、プラスチックの便利さを考えると、販売側の規制、廃棄の段階で対策、素材の転換など、多様なアプローチがありうると考えていらっしゃると感じました。EUの規制が、現実にどのような影響を与えるのか、日本は国際的な規制と協調するか、日本らしい取り組みを進めていくか、難しい選択ではないでしょうか。 「The New Plastics Economy」(2016年エレンマッカーサー財団)の資料によれば、2014年のプラスチック生産量は約3億1千トン。海洋プラスチックごみ量は1億5千万トン、また、毎年約800万トンの流入と推計されています。また、現在のペースが続くと、2050年には、プラスチック生産量は約11億トン。海洋プラスチックごみ量は魚の量(7億5千万トン)を超過するとの推定があります。 何か対策が必要。でも軽くて便利で安い。このプラスチックとどう付き合っていけばよいのでしょうか。 それでは、最後の質問です。 日本では少子高齢化が急速なスピードで進行しています。また現在、新型コロナウイルスの感染予防のため、使い捨てのプラスチック需要が一時的に高まっています。こういった背景の中で、これからの社会におけるプラスチック製品の必要性については、どう思いますか。また次世代のために、私たちは何をしたらよいでしょうか。 「レジ袋有料化。良い政策だと思いますか?」にYes、NOでお答えの上、ご意見をお寄せください。*イー・ウーマン編集担当より皆さまへ 投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は〜」などではなく「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。
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