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会議番号:3387 開催期間 2016年04月08日- 04月15日
円卓会議も後半に入り、今回のテーマ「あなたの声、信頼される声ですか?」に対して多くの具体的な例をお寄せいただき、どうもありがとうございます。みなさんのコメントを参考に、信頼される声に関してテーマを深めていきたいと思います。 まずは、小学校の教員をされている男性のNOBUさんの投稿からです。低くて大きい声で怖いと言われるが、生の声でよく伝わり子どもたちもしっかり聞いてくれるという内容です。声は声帯をしっかり振動させる声であることが、相手に伝わりやすいのです。 unconsciousnagiさんやNahoさんも仕事の際には低い声を心がけるというご意見をくださいました。声帯がきちんと振動し鳴る音(有声音)は、低めの声でも、相手の耳に届く説得力のある声です。声帯をしっかり振動させるには、呼吸量を多くし、吐く息のエネルギーが必要です。腹式呼吸がしっかり行えることも重要です。 夫婦喧嘩の時の声が怖くないという、みもざさん。あがり症で緊張すると声が上ずるという、ゆいゆいさんのケースは、呼吸をささえる点が上がると不安定で浮ついた声になってしまいます。身体の重心を下げ、腹式呼吸で呼吸を深くすることで、呼吸が安定し落ち着いた声を出せます。相手に聞いてもらうことを意識し、ゆっくり話すことで、相手も聞きやすく内容も理解してもらえます。 めぐっちさんも指摘されていますが、単に声が大きいことが良いというのでなく、威圧的でなく相手の耳に抵抗なく受け入れてもらえる声を意識してください。相手に納得してもらうためにも、声帯で出していることを実感した声で穏やかに丁寧に話すことも信頼につながります。zunさんも同じような経験をコメントしてくださってますね。聞きやすく内容を正確に聞き取ってもらうためには、もちろん滑舌は大事なのですが、言葉は母音を明瞭に発音することを心がけてください。今回は声のことなので、詳しいことの説明は控えます。 mamisanさんのコメントにある、声や話し方で自信がなさそうに見えることや相手を不安にさせることは、お互いの信頼関係を築くことにも大きなマイナスです。 さらに「通る声」という指摘がありますが、相手の耳に届き理解してもらうことにも大事な声の要素です。通る声とは、声帯が良く鳴って息のエネルギーがあり、胸や首、口腔、鼻、頭骨などに声が良く響いて聞きやすい声のことです。単に大きな声ということではありません。 信頼される声は、聞きやすく心地よい声で相手に抵抗なく受け入れられる声のことです。声帯でしっかり鳴らし、その声が胸から上の各部分に共鳴され、響きがつくれることも必要です。グラスを叩くと美しい音が広がる、これが響きなのですが、私達の声も、声帯で鳴らして響きが加わると、心地よい音として抵抗なく相手の耳に届くと言えます。 声のことを文字で書くと分かりにくい点があるかと思いますが、ゆみ子さんの投稿にあるアメリカ大統領候補のヒラリー・クリントンさんの声は、いいお手本です。落ち着きがありパワフルな声で、説得力を感じます。 欧米人に比べて日本人の女性は、高めでかわいらしい声を出す傾向がありますが、最近ではヒラリー候補のような声が求められるようになっています。声の信頼や説得力への関心が高くなっていることを感じます。 今回の円卓会議もいよいよ最終回です。 ヒラリー候補の声も一例ですが、仕事や日常シーンで、声の信頼性が必要だと思うのはどの様なケースでしょうか? あるいはどの様な立場の人に声の信頼性を求めますか? 信頼される声に関して、さらに議論を展開し必要性を確認したいと思います。 「あなたの声、信頼される声ですか?」にお答えいただいたうえで、投稿をよろしくお願いいたします。★スピーチの総合的な力をアップする、人気の「講演者総合養成講座」を 表参道カレッジで開催しています!★菅家議長の過去の円卓会議より・自分が話している時の顔を、見たことがありますか?・あなたの声、仕事での信頼を高めていますか?・自宅で、しっかり声を出していますか?
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